創業の動機

長年の火力プラント建設・運転保守や技術開発ならびに国内外プラントのコンサルタント業務を通して多くの専門知識を得るとともに、失敗や問題解決のノウハウを蓄積することができました。これらの経験を活かし、新技術・工法の開発、3K作業のロボット化等について、安全とローコスト、高付加価値を追求した製品の開発をはかり、その成果をもって社会に貢献したい。

社是

貢献

評価される技術開発の成果を誠実に提供して客先の信頼に応えるとともに社会に貢献する。

創造

創意工夫と斬新なアイデアをもって技術の革新に努め、我が社独自の製品を開発する

発展

ベンチャー企業として成長し、信頼される技術の提供によって自社および協力会社の繁栄をはかる。

経営理念

1、社是を指針とし、誠意と努力をもって事業を推進し、客先に信頼されること

2、会社の社会的使命と自己責任を認識し、他に迷惑をかけないこと

3、健全な会社の経営に努め、小さなトップ企業を樹立すること

伊藤盛義社長

代表取締役社長 伊藤盛義

開発について

[ロボット開発の経緯]
◦1995 年頃から石油タンク底板の塗膜はくり工法は従来のサンドブラストに代わる新技術として超高圧水による塗膜はくりの研究が全国各地で行われた。
◦弊社はそれ以前より超高圧水を利用する「煙突ライニングのはくりロボット」を開発中で、超高圧水ポンプ(300MPa、30ℓ/min)を所有しはくり技術の研究は可成り進んでいた。
◦それがため塗膜はくりの共同研究に誘われ製油所実タンクについて多くのはくり工事を経験させて戴いた。
◦しかし実用化が進むにつれ、これを阻む課題が派生し(水漏れ、塗膜のとり残し、錆の発生、汚水や産廃処理のほか費用や手作業が多いなど)満足できる実用化に届かず 2000 年をすぎる頃には各社はすべて開発を打ち切った。
◦弊社はこの「実タンク塗膜剥離の経験」や「ライニング剥離ロボットの開発」の経緯からこれら塗膜剥離のロボット化を阻む課題を解消し、これを見直し、自社のノウハウによって高性能ロボット化が可能と判断した。また客先からサンドブラストでは中々除かない硬質の塗膜を超高圧水ではできないかとの強い要望もあり、自社開発に踏み切った。

[超高圧水応用ロボットの自社開発]
◦2003 経済産業省の創造技術開発事業に応募し題目「石油タンク底板溶接部の高速塗膜剥離システムの開発」は採択された。

[研究開発の主眼]
1. 新鋭の超高圧水ロボットを創作し課題の品質(性能)工期・コストを改善、産廃ゼロエミ化をはかる。
2. 初心者でも安全で使い易いロボットに仕上げ制御機能を向上して直進や溶接線上を正確に自走し苛酷作業から脱却する。
3. 「人の内臓の中で唯一外気に触れる臓器は肺である」塗膜やブラスト材の有害粉塵を作業員に吸わせないこと。
4. 使用した水は清浄水に還元し再使用するなどプラント外部に放出しない。
5. 創造技術開発による補助事業の成果品である。実用化の進展を図り信頼され、普及し made in Japan として期待に応えたい。