タンクスライダー
煙突スライダー

幣社は、1)石油タンク底板の塗膜剥離、2)煙突の洗浄と診断等の3K工事を自社開発の作業ロボット・制御車と超高圧ポンプ車などを駆使する新技術工法により、客先設備の保全と公害の防止に貢献しています。

前例のない高性能ロボットシステムを開発しました。きっとご満足いただけるものと存じます。

会社概要

社名 株式会社イトー技研
(Ito Technology Co., Inc.)
設立 1990年4月26日
資本金 20,000千円
代表取締役 伊藤盛義
本社所在地 〒760-0017 香川県高松市番町3丁目2-9
電話番号 087-833-1277
FAX 087-833-1249
E-mail robo@ito-giken.com
URL http://ito-giken.com/
事業内容 (1)石油タンク底板の超高圧水塗膜はくり
(2)煙突内面の高圧水洗浄と映像診断
(3)エネルギー有効利用に関する研究開発
(4)プラント工事の設計、施工およびコンサルタント
従業員 15人(現場要員(7人)を含む)
協力会社 JFE瀬戸内物流㈱、㈱シンエイテック、㈱スギノマシン、アキエンジニアリング㈱
取引銀行 伊豫銀行高松支店、百十四銀行本店
客先 電力会社、石油精製会社、日揮プラントイノベーション㈱、(独法)石油天然ガス・金属鉱物資源機構、北海道電力㈱、四国電力㈱、北海道パワーエンジニアリング㈱
免許・資格 博士(工学)(2)、技術士(2)、甲種危険物取扱主任者(1)、圧力容器作業主任者(1)、特級ボイラ技士(2)、エネルギー管理士(2)、電気主任技術者(1)、第1種ボイラタービン主任技術者(2)、1級電気工事士(1)

創業の動機

長年の火力プラント建設・運転保守や技術開発ならびに国内外プラントのコンサルタント業務を通して多くの専門知識を得るとともに、失敗や問題解決のノウハウを蓄積することができました。これらの経験を活かし、新技術・工法の開発、3K作業のロボット化等について、安全とローコスト、高付加価値を追求した製品の開発をはかり、その成果をもって社会に貢献したい。

社是

創造

創意工夫と斬新なアイデアをもって技術の革新に努め、我が社独自の製品を開発する

貢献

評価される技術開発の成果を誠実に提供して客先の信頼に応えるとともに社会に貢献する。

発展

ベンチャー企業として成長し、信頼される技術の提供によって自社および協力会社の繁栄をはかる。

経営理念

1、社是を指針とし、誠意と努力をもって事業を推進し、客先に信頼されること

 

2、会社の社会的使命と自己責任を認識し、他に迷惑をかけないこと

 

3、健全な会社の経営に努め、小さなトップ企業を樹立すること

社長

代表取締役社長 伊藤盛義

開発について

※このホームページは業務上、専門用語を多用しておりますので読み取り難いところは何卒ご了承ください。

[ロボット開発の経緯]
◦1995 年頃から石油タンク底板の塗膜はくり工法は従来のサンドブラストに代わる新技術として超高圧水による塗膜はくりの研究が全国各地で行われた。
◦弊社はそれ以前より超高圧水を利用する「煙突ライニングのはくりロボット」を開発中で、超高圧水ポンプ(300MPa、30ℓ/min)を所有しはくり技術の研究は可成り進んでいた。
◦それがため塗膜はくりの共同研究に誘われ製油所実タンクについて多くのはくり工事を経験させて戴いた。
◦しかし実用化が進むにつれ、これを阻む課題が派生し(水漏れ、塗膜のとり残し、錆の発生、汚水や産廃処理のほか費用や手作業が多いなど)満足できる実用化に届かず 2000 年をすぎる頃には各社はすべて開発を打ち切った。
◦弊社はこの「実タンク塗膜剥離の経験」や「ライニング剥離ロボットの開発」の経緯からこれら塗膜剥離のロボット化を阻む課題を解消し、これを見直し、自社のノウハウによって高性能ロボット化が可能と判断した。また客先からサンドブラストでは中々除かない硬質の塗膜を超高圧水ではできないかとの強い要望もあり、自社開発に踏み切った。

[超高圧水応用ロボットの自社開発]
◦2003 経済産業省の創造技術開発事業に応募し題目「石油タンク底板溶接部の高速塗膜剥離システム開発」は採択された。

[研究開発の主眼]
1. 新鋭の超高圧水ロボットを創作し課題の品質(性能)工期・コストを改善、産廃ゼロエミ化をはかる。
2. 初心者や女子でも安全で使い易いロボットに仕上げ制御機能を向上して直進や溶接線上を正確に自走し苛酷作業から脱却する。
3. 「人の内臓の中で唯一外気に触れる臓器は肺である」塗膜やブラスト材の有害粉塵を作業員に吸わせないこと。
4. 使用した水は清浄水に還元し再使用するなどプラント外部に放出しない。
5. 創造技術開発による補助事業の成果品である。実用化の進展を図り信頼され、普及し made in Japan として期待に応えたい。

主な研究・工事歴

以前省略

(海外案件、研究開発ほか

平成6

◦㈱日本制がん研究所製造設備自動化改修工事の設計施工
◦リン酸型燃料電池の排熱利用に関する調査業務
◦ソーラー・風力発電ハイブリッドシステムによる温泉加熱設備の計画
◦「先端動力技術の導入利用検討」の調査
◦JICAフィリピン共和国マラヤ発電所信頼度向上計画現地事前調査
◦坂出発電所4号煙突洗浄工事

外観

内観

平成7

◦先端技術の産業への波及効果調査業務
◦煙突内面修繕作業のロボット化技術に関する調査
◦煙突内面洗浄装置の改良研究

遠景

平成8

◦ミネラルウォーターの事業計画と事前調査 ㈱和住工業
◦阿南発電所4号煙突洗浄工事
◦西条発電所1号煙突洗浄工事
◦窒素供給配管系統改良(燃料電池プラント)工事
◦燃料電池発電プラント建設工事(副生水素利用 100KW;東亜合成徳島工場)
◦阿南発電所1・2号煙突洗浄工事
◦坂出発電所3号煙突洗浄工事

図

煙突

平成9

◦九州電力豊前発電所2号煙突洗浄工事
◦北海道電力苫小牧発電所1号煙突洗浄工事
◦苫小牧共同火力発電所2・3・4号煙突洗浄工事
◦超高圧水による煙突ライニング剥離テスト
◦住友共同電力西火力発電所煙突洗浄工事
◦太陽光発電システムの設計及び設置工事自社ビル
◦超高圧水応用による煙突補修ロボットの開発(創造的事業活動補助事業交付(香川県))

煙突

煙突

ローラー

平成10

◦煙突ライニング吹付剥離試験用煙突(Φ5.5m×H25m)設置工事
◦煙突ライニング自動吹付試験
◦北海道電力砂川発電所No3煙突洗浄工事
◦阿南発電所3号煙突洗浄工事
◦超高圧水による景観材表面処理試験(東洋工業)
◦試験用煙突におけるライニングカッティング試験
◦大阪市津守下水処理場煙突洗浄工事
◦坂出発電所2号機煙突洗浄工事

チムクリーン

煙突壁面

チムクリーン

煙突清掃

平成11

◦コスモ石油四日市製油所タンク底板塗膜剥離工事
◦煙突ライニング材接合力変化の加速試験・評価
◦超高圧水利用の各種応用技術に関する調査
◦コスモ石油坂出製油所タンク底板塗膜剥離工事

工場地

作業車

平成12

◦コスモ石油四日市製油所タンク底板塗膜剥離工事
◦コスモ石油堺製油所タンク底板塗膜剥離工事
◦コスモ石油千葉製油所タンク底板塗膜剥離工事
◦剥離ロボットによる仮設煙突ライニングカッティング試験
◦坂出発電所4号煙突ライニング剥離及び復旧工事
◦ライニング剥離ロボットの研究開発
◦東燃ゼネラル和歌山製油所煙突B筒洗浄工事

タンク

煙突

平成13

◦仮設煙突でのライニング剥離ロボット試験
◦阿南発電所3号煙突洗浄工事
◦阿南発電所3号煙突ライニング剥離ロボテスト

チムクリーン

平成14

◦坂出発電所1号煙突ライニングカット試験
◦香川県詫間町松崎ポンプ場評価コンサル
◦東燃ゼネラル和歌山製油所A筒煙突洗浄工事
◦阿南発電所1・2号煙突洗浄工事

工場地

煙突

平成15

◦電源開発高砂発電所1号煙突ライニング剥離工事(ロボット施工)

煙突

煙突内部

煙突内部

煙突面内画像処理装置

平成16

◦創造技術研究開発事業 補助金交付(経済産業省)
石油タンク底板溶接部高速塗膜剥離システム開発
◦北海道電力知内発電所No2重油タンク底板塗膜剥離工事

平成17

◦北海道電力知内発電所No3重油タンク底板塗膜剥離工事
◦北海道電力知内発電所No4重油タンク底板塗膜剥離工事

タンク

平成22

◦コスモ石油千葉製油所タンク底板塗膜剥離工事

作業車

平成23

◦北海道電力知内発電所No5重油タンク底板塗膜剥離工事
◦北海道電力知内発電所No6重油タンク底板塗膜剥離工事
◦北海道電力知内発電所No1重油タンク底板塗膜剥離工事

タンク

平成25

◦北海道電力知内発電所No2重油タンク底板塗膜剥離工事

内部作業

平成26

◦北海道電力知内発電所No4重油タンク底板塗膜剥離工事
◦北海道電力知内発電所No3重油タンク底板塗膜剥離工事

内部作業

平成27

◦石油タンク塗膜はくりロボット(タンクリーン)の性能向上研究開発
◦煙突洗浄点検ロボット(チムクリーン)の性能向上研究開発
◦平成27年度 優秀省エネルギー機器表彰 日本機械工業連合会会長賞受賞
(経済産業省後援)

内部作業

タンク群